Google Playにアプリを公開しようとしたところ、「Violation of Families Policy Requirements(ファミリー ポリシー要件への違反)」という理由でリジェクトされてしまいました。
リジェクトを通知するメールの内容は以下の通り。
Issue: Violation of Families Policy Requirements
Apps that contain elements that appeal to children must comply with all Families Policy Requirements. We found the following issue(s) with your app:Eligibility Issue
Metadata
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- For example, the app launcher icon does not accurately reflect the app experience.
For more details, please read through the Metadata policy.
また、修正して再送信したところ、おそらく見当違いな修正をしたために日本語でのメールも再度送られてきました。
ご丁寧にありがとうございます。。。
問題: ファミリー ポリシー要件への違反
お客様のアプリが個人情報を収集していることが確認されましたが、Play Console にその旨が開示されておりません。ターゲット ユーザーに子どもを含むアプリは、ファミリー ポリシー要件のすべてに準拠している必要がございます。そのため、API や SDK の呼び出しや使用などによってアプリで子どもの個人情報が収集される場合は、そのことを開示していただく必要がございます。
承認されるために行ったこと
Google Playのファミリーポリシーを再度読んだところ、今回引っかかったのはおそらく「子供向けアプリ内で表示する広告」に関する部分。
「広告のフォーマット要件」の1つ目の箇条書き
「交換条件としての広告表示を使用すること」
が今回引っかかった原因だと考えています。
「交換条件としての広告表示」部分のリンクをクリックすると、以下URLのページが表示されます。
https://play.google.com/intl/ja/about/monetization-ads/ads/#!?zippy_activeEl=disruptive#disruptive
「混乱させる広告」部分には
意図しないクリックを招くような方法で広告を表示してはなりません。アプリの全機能の利用と引き換えに広告のクリックや個人情報の提供をユーザーに強制することは禁止されています。
と書かれています。
今回リジェクトを受けたアプリでは、初期状態で機能が制限されており、動画広告を見ると全ての機能が解放されるという仕組みにしていました。
13歳以上向けのアプリではこの仕組みを使っていても問題ないのですが、GooglePlayConsoleの「アプリのコンテンツ」内、「ターゲット ユーザーおよびコンテンツ」の対象年齢に13歳未満を含んでいる場合はこの仕組みは不適切と判断されてしまいます。
おそらく小さな子供は「広告を見る」ということを意識せず機能解放させようとしてしまうため、「広告視聴と交換条件に機能解放できる」という仕組みを理解できないというのが原因なのでしょう。
よって、広告の表示と引き換えに機能を解放する仕組みを変更するか、GooglePlayConsoleで「ターゲット ユーザーおよびコンテンツ」の対象年齢を13歳以上にするか、のどちらかの対応が必要になります。
ちなみに「コンテンツのレーティング」に関しては全年齢や3歳以上などでも問題ないようです。
今回は広告表示の仕組みを変更するのが面倒だったので、対象年齢を13歳以上にしてアプリを再送信したところ、翌日には無事ストアに公開されていました。
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